2006 Fiscal Year Annual Research Report
アソシエーション可視化による異文化間協調作業のための相互理解と知識創発の統合支援
Project/Area Number |
17700111
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
大平 雅雄 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (70379600)
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Keywords | アソシエーション / 異文化 / 協調作業支援 / 要求工学 / ソフトウェア開発 / 知識協創支援 / 相互理解 / 知識創発 |
Research Abstract |
1.研究の目的 本研究課題は,異文化間協調作業におけるグループミーティング時の相互理解構築過程と知識創発過程の計算機による統合的支援を目的としている.本研究課題では,(A)異組織の開発者らによるソフトウェア設計ミーティング,(B)産学官連携プロジェクトにおける研究者らによる研究ミーティング,(C)システムアナリストと顧客らによる要求定義ミーティングという具体的な応用ドメインにアソシエーション可視化技術を適用しその有効性を検証する. 2.本年度(〜平成19年3月31日)の研究実績 (1)前年度おこなった応用ドメインの実地調査からアソシエーションの可視化対象とすべき情報の種類がドメイン毎に異なることが明らかになった.ドメイン毎に適したアソシエーションの表現方法(可視化手法)が必要であることから,既存の可視化手法の改良をおこなった.新たなアソシエーション可視化手法については,情報視覚化に関する国際会議(AVI2006:Advanced Visual Interfaceなど)にて研究成果を発表し,他の専門家からの有益なフィードバックを多数得ることができた. (2)支援システムの構築 (1)で得られたフィードバックも考慮して当初の計画通り,研究代表者がこれまで構築してきた既存システムをベースとした拡張版の支援システムを構築した.学生を被験者とした予備的な実験およびフィールドスタディをおこないシステムの有用性を確認することができた.
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