2006 Fiscal Year Annual Research Report
モバイル環境でのブラウジングに適したWebコンテンツ生成に関する研究
Project/Area Number |
17700123
|
Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
内田 理 東海大学, 情報理工学部, 講師 (50329306)
|
Keywords | 携帯電話 / インターネット / Web / ユビキタス |
Research Abstract |
研究計画に従い、「携帯端末向けポータルサイトの構築」の研究を実施した。現在、携帯端末ではフルブラウザと呼ばれるWebブラウザが搭載されている一部の機種を除いてはPC向けWebコンテンツを閲覧することを前提にしておらず、携帯端末上のポータルサイトは携帯端末向けコンテンツへのリンク、及びその検索に主眼が置かれている。これが、携帯端末で得られる情報量がPCに比べ圧倒的な少ないことの最大の原因になっている。本研究では、PC向けWebコンテンツも携帯端末で閲覧することを前提にポータルサイトの構築を試みている。今年度の研究では、その手始めとして、RSS情報の閲覧を主たる目的とした携帯端末向けポータルサイトの構築についての研究を行った。その理由は携帯端末でのRSS情報閲覧というニーズが高まりつつあるからである。RSS情報はXMLベースのフォーマット情報であり、そのままでは多くの場合、携帯端末において表示できないという問題があるため、まずRSS情報を携帯端末での表示が可能な形式(C-HTML)に変換するシステムを構築した。次に、インタラクションの制約のある携帯端末でも快適な操作を可能とすべく、専用のjavaアプリケーションを作成し、ブックマーク等を簡単に行えるようにした。最後に、汎用連想検索エンジン(GETA)を利用して、連想検索を行えるようにした。なぜ連想検索を導入したかと言うと、携帯端末上ではインタラクションの制約上、多くのキーワードを検索クエリとして入力することが困難であるためである。連想検索を導入したため、ユーザは現在閲覧している情報と関連の深い情報を簡単に検索することが可能となる。以上の機能の実装により、従来のものとは大きく異なる携帯端末向けポータルサイトの構築の一部が完成した。この研究の成果については、研究会において発表を行った。
|