2006 Fiscal Year Annual Research Report
人の挙動認識のための特性情報空間の開発-ユビキタスパートナーの構築に向けて
Project/Area Number |
17700201
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
タン ジュークイ 九州工業大学, 工学部, 助手 (40363395)
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Keywords | 人の動作の表現 / 人の動作の認識 / 多視点 / 特性情報空間 / 固有空間 / モーションキャプチャ |
Research Abstract |
本研究は次のような項目でプログラム開発,データ収集,実験および成果発表を行った. 【1】プログラム開発 我々の開発した主成分分析に基づく人動作表現法(画像レベルによる記憶法)を,多視点(ビデオカメラ複数台)の場合にも適用できるようにアルゴリズムを拡張し,人動作表現法を用いた高速な挙動認識のプログラムを開発した. 【2】多視点によるモーションキャプチャ(データ収集) 支援が必要な動作(腹痛でかがむ動作,重い物を抱えあげる動作,頭を抱える動作等)の撮影を多視点(4方向)から行い,サンプリングレート30[fps]で映像を取り込み,約70000枚の画像データを収集した. 【3】複数カメラ及び複数パソコン間でのネットワーク通信の構築(多視点による動作認識) 無線LANを用いて3台のパソコン間のネットワーク通信の構築を行った.パソコン間の同期,複数カメラから得られた映像の自動サンプリングのプログラムを実装した. 【4】システムの検証・評価(実験) 多視点の場合に拡張した主成分分析に基づく人動作表現法を,収集した画像データの一部に適用し,複数の主成分を直交軸とする特性情報空間の構築を行い,6動作をこの特性情報空間内の点列の集合として記述した.またこの空間,および収集した画像データの他の一部を用いて,人の挙動・姿勢認識の実験を行った.実験では約92%の認識率,1画像あたり約2.2msの認識処理時間という良好な結果を得た. 【5】成果発表 平成18年度は,以下の学会誌や国際会議等で研究成果を発表した. (1)オーディオビジュアル複合情報処理研究会(2007年3月,那覇市) (2)IWAIT2007(The International Workshop on Advanced Image Technology;2007年1月,バンコク) (3)第25回計測自動制御学会九州支部学術講演会(2006年12月,佐賀市) (4)SICE-ICASE International Joint Conference 2006(2006年10月) (5)画像電子学会年次大会(2006年6月,船橋市) 最終成果は,画像電子学会誌及びThe 33^<rd> Annual Conference of the IEEE Industrial Electronics Society (IEEE IECON 2007)に論文投稿をしている.
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Research Products
(14 results)