2006 Fiscal Year Annual Research Report
複数カメラとプロジェクタを用いた人体3次元運動および形状計測システムの開発
Project/Area Number |
17700214
|
Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
宮阪 健夫 中京大学, 生命システム工学部, 助手 (30387625)
|
Keywords | カメラ・プロジェクタシステム / パターン投影法 / 時空間ステレオ法 / 3次元計測 / 幾何学的キャリブレーション |
Research Abstract |
1、時空間ステレオ法による3次元運動計測手法の改良 運動物体を高速かつ高精度に3次元計測するための時空間ステレオ法において,投影パターンの検討を行い,人物計測に適した光パターンを作成した.その光パターンを投影しながら撮影したステレオ映像から,短時間で高精度な3次元情報を得るために,時空間ステレオ法における3次元的な対応点探索を高速化するための,相関演算手法および枝きり手法を開発した.これにより,比較的短時間(従来の1/20)で十分な精度で解像度の高い(640x480)3次元距離情報を得ることが可能となった. 2、複数視点から計測した3次元データの統合 昨年開発した複数カメラ,プロジェクタの幾何学的キャリブレーション法により求めた視点情報を用いて,複数のカメラから得られた3次元距離画像群を統合し,3次元モデルを構築する手法を開発した.この手法では,キャリブレーション誤差の影響を排除するために,ICP法に位置あわせの最適化を行う.これにより,人体の表現に十分な精度で3次元モデルを再構築することが可能になった. 3、3次元運動情報の抽出 我々が提案しているレンジフロー抽出法により,3次元情報の各点の運動情報を抽出し,部位ごとの運動を可視化すること技術を開発した.得に本研究では,大量の3次元点の効率的な処理について改良を行い,大規模な3次元情報に適用することが可能となった.
|