2005 Fiscal Year Annual Research Report
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17700253
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| Research Institution | Yamaguchi Prefectural University |
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Principal Investigator |
永崎 研宣 山口県立大学, 国際文化学部, 助教授 (30343429)
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| Keywords | 電子テキスト / デジタルアーカイブ / サンスクリット / チベット語 / 大正新修大蔵経 |
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| Research Abstract |
平成17年度は、研究計画に基づき、先行事例の調査と取り扱うテキストの調査、システムの試験的構築を行った。
先行事例の調査に関しては、主に「デジタルアーカイブ」をキーワードに、関連する学会における先行研究や、先進事例の調査を改めて行った上で、積み残されてきた課題を明らかにする一方、先行する事例で扱われているテキストと本研究において扱うテキストの特性の差異に着目し、それが「デジタルアーカイブ」のメタデータモデルに対してどのような影響を与えるかについて検討した。
テキストの調査に関しては、Dharmakirti及びNagarjunaのテキストを中心に、サンスクリット文献だけでなく、関連するチベット大蔵経及び大正新修大蔵経のテキストデータベースに関する調査も行った。
サンスクリット文献とチベット大蔵経に関しては、メタデータモデルを構築するためのWebデータベースを構築し、文献学的なメタデータモデルの検証を行った。
大正新修大蔵経に関しては、複数のプロジェクトが電子化を行っており、それぞれが公開しているテキストデータベースの調査を行った上で、それらのテキストの文献学的な意味でのメタデータモデルの検討も行った。さらに、それをWebを通じて扱えるようにするための基本的なシステムの試作を行った。このシステムは、現在、試験運用段階であり、その運用を通じて明らかになった課題と解決方法は、最終的なメタデータモデル及びそれを扱うためのインターフェイスの構築においても応用可能なものとなる。
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