2005 Fiscal Year Annual Research Report
新しい非薬物療法としての温熱療法の開発〜膀胱機能への温熱および寒冷刺激の影響〜
Project/Area Number |
17700447
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
二宮 宏二 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (40398277)
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Keywords | 膀胱機能 / ウロダイナミクス / 温熱 |
Research Abstract |
本年度は、膀胱機能への温熱療法の効果の定量的評価法の手技の確立を主目的に研究を行った。 (1)ウロダイナミクス装置 膀胱機能検査法として、ウロダイナミクス(シストメトリー)機器であるANDROMEDA社製エリップスを用いることとした。本年度は症例を通し、検査方法の取得および動作確認を行った。検査を行うにあたり、被験者のプライバシーや羞恥心に配慮して独立した個室を確保した。検査は、腹圧の影響を除くために仰臥位で行うこととした。また検査に当たり、被験者の苦痛を最小限にするために適切に局所麻酔薬を使用すること、検査による合併症を防ぐために必要に応じ抗生物質を検査後に投与することを確認した。そして検査機器や周辺機器、消耗品の清潔操作や廃棄方法について研鑽した。さらに得られたデータの処理法などについても研鑽した。 (2)情報収集 第12回日本排尿機能学会(2005年10月5日〜7日、長野県松本市)に参加し、最新の情報の収集にあたった。類似の研究を行っている研究者と情報交換し、最新の膀胱機能の定量的評価法や膀胱機能に対する基礎的研究についての講演や演題発表を聴講した。また、同学会機器展示ブースにて、ANDROMEDA社製品を取り扱っているエダップテクノメド社職員より、実物を用いてエリップスの操作方法や専用ソフトを用いたデータ解析方法、使用上の注意点について情報収集した。
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