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2005 Fiscal Year Annual Research Report

嚥下障害患者における咽頭感覚および誘発咳嗽による喀出力の検討

Research Project

Project/Area Number 17700456
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

武原 格  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (00287252)

Keywords喉頭感覚 / 反射的咳嗽 / クエン酸 / peak cough flow
Research Abstract

はじめに:Silent aspirationを否定し、安全に摂食を行なうためには、喉頭感覚と反射的咳嗽力の定量的評価が必要である。今回指標の基準値を作成するためにクエン酸溶液のネブライザーを使用し、健常人を対象に喉頭感覚および反射的咳嗽力の測定を行った。
対象と方法:嚥下障害および呼吸機能障害を有さない健常成人25名を対象とした。平均年齢31.8±9.4歳であった。%VCは、平均95.6±9.6%であり、1秒率は、平均91.4±5.3%であった。随意的咳嗽のPCFを測定した。2%,5%,10%,15%,20%,30%のクエン酸溶液を準備し、それぞれを1から6の番号を記載したネブライザーチャンバーに、クエン酸濃度と無関係にランダムに入れた。封筒法でクエン酸溶液の吸入を施行した。5回咳嗽を生じた時点で終了とし、その時のpeak cough flowを測定した。咳嗽を生じない場合は、30秒吸入を行なった時点で終了とした。日商式エアコンプレッサーを使用し、ジェット式ネブライザーであるSalter labsのREF8900を用いた。Peak cough flow meterとして随意的咳嗽には、assessのfull rangeを使用し、反射的咳漱にはlow rangeを用いた。
結果:クエン酸溶液15%以上では全例の25人が咳嗽を誘発された。初発の反射的咳嗽は10%以下で全例生じていた。反射的咳嗽のpeak cough flowは、反射的咳嗽を生じた被験者のpeak cough flowの値のみを使用した。随意的咳嗽のpeak cough flowは、428±134L/minであり、反射的咳嗽のpeak cough flowより有意に大きかった。反射的咳嗽のpeak cough flowは、濃度間で有意差は認めなかった。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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