2006 Fiscal Year Annual Research Report
小学生におけるバランス能力向上プログラムの開発研究
Project/Area Number |
17700470
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
鞠子 佳香 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 準研究員 (60375475)
|
Keywords | Gボール / バランス能力 / 学習プログラム |
Research Abstract |
今年度は、育児休業を取得したため6月〜12月まで研究中断期間があった。そのため当初の研究計画が予定通りに遂行できなかった。今年度遂行できなかった研究については次年度行う予定である。 今年度は、体育授業で展開するGボールを使ったバランス能力向上プログラムを考案、検討を行った。昨年度の基礎研究結果から得られたGボールバランス習得の運動感「乗り込み動作」を達成できるような学習内容の展開例を作成した。そして小学校低学年、中学年、高学年の各段階に応じた静的および動的バランスを向上させるような運動を選定し、単元計画を作成した。また、授業で使用する学習ノート、授業者となる教諭のための視覚的資料(Gボール運動のDVD)等の教具についてもあわせて作成した。考案の際に、Gボール指導経験をもつ茨城県っくば市の小学校教諭に協力を依頼し、学習内容の吟味を行い、実際の授業で展開できる内容であるか、各学年の学習内容として体系化されているか、安全性等についての配慮がなされているかなどの検討を行った。また次年度実施する研究協力校を決定した。 次年度、埼玉県、東京都、茨城県の小学校教諭に協力を依頼し、研究協力校としてGボール単元の授業を実施する。小学校低学年(6クラス)中学年(6クラス)高学年(6クラス)の各段階を対象に体育の授業で今年度考案したGボール運動プログラムを行い、プログラム実施前と実施後においてバランス能力が向上したかを測定し、あわせてバランス感覚にどのような変化が見られたかを内省調査する。
|