• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

減量後のリバウンドが冠危険因子に及ぼす影響とリバウンドを規定する肥満遺伝子の検討

Research Project

Project/Area Number 17700522
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

中田 由夫  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助手 (00375461)

Keywords肥満 / 減量 / メタボリックシンドローム / 冠危険因子 / 介入研究 / 追跡調査 / リバウンド / 遺伝子多型
Research Abstract

減量介入研究は,昨今急増しているmetabolic syndromeの予防にもつながることから,社会的な関心事として注目を集めている。中でも,いかにしてやせるかという減量方法と,いかにしてリバウンドしないかという減量後の生活についての関心は非常に高い。効果的な減量方法を目指す短期間の介入研究は数多く報告されている一方で,長期間の追跡調査研究はほとんど報告されていない。また,肥満と関連するといわれている遺伝子群が「減量しにくさ」や減量後の「リバウンドしやすさ」をも規定するかどうかについては明らかでない。そこで本研究では,以下の2つの目的を設定した。
目的(1):減量後のリバウンドが冠危険因子に及ぼす影響を明らかにすること。
目的(2):減量後のリバウンドを規定する肥満遺伝子を探索すること。
以上,2つの研究目的を達成するために,平成17年度は過去の減量介入研究参加者から,2年以上の自己管理期間を経た114名の女性を対象に追跡調査を実施した。測定項目は形態(身長,体重,BMI,腹囲,臀囲),身体組成(BI法による体脂肪率,体脂肪量,除脂肪量),腹部脂肪分布(CTによる内臓脂肪面積,皮下脂肪面積,総脂肪面積),安静時諸量(収縮期血圧,拡張期血圧,心拍数),20ccの血液から分析する総コレステロール,HDLコレステロール,LDLコレステロール,中性脂肪,尿酸,血糖,インスリン,HbA1cなどである。また,同血液標本からDNAを抽出し,肥満関連遺伝子の多型を解析した。
その結果,体重リバウンドは血圧変化と関連し,体重がリバウンドしなければ血圧は良好に維持されることが示唆された。一方,血清脂質は体重リバウンド量にかかわらず悪化することが示唆された。また,体重リバウンドを規定する肥満遺伝子として6つの候補遺伝子が挙げられた。

  • Research Products

    (6 results)

All 2005

All Journal Article (6 results)

  • [Journal Article] 体格・体組成が減量に伴う骨量変化に与える影響2005

    • Author(s)
      中田由夫ら
    • Journal Title

      肥満研究 11・1

      Pages: 58-62

  • [Journal Article] 肥満女性における体格・体組成が骨量に与える影響2005

    • Author(s)
      中田由夫ら
    • Journal Title

      肥満研究 11・2

      Pages: 174-177

  • [Journal Article] ADRB3遺伝子多型が減量抵抗性に及ぼす影響:The SMART Study.2005

    • Author(s)
      中田由夫ら
    • Journal Title

      肥満研究 11・3

      Pages: 301-305

  • [Journal Article] Effects of aerobic exercise and obesity phenotype on abdominal fat reduction in response to weight loss2005

    • Author(s)
      Okura T, Nakata Y et al.
    • Journal Title

      International Journal of Obesity 29・10

      Pages: 1259-1266

  • [Journal Article] 睡眠呼吸障害に対する短期減量プログラムの有用性2005

    • Author(s)
      大河原一憲, 中田由夫ら
    • Journal Title

      体力科学 54・4

      Pages: 325-334

  • [Journal Article] 多周波数BI法による肥満女性の体水分量の推定精度2005

    • Author(s)
      大河原一憲, 中田由夫ら
    • Journal Title

      肥満研究 11・3

      Pages: 290-295

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi