2006 Fiscal Year Annual Research Report
算数科「数と計算」領域における少人数指導に対応した新しいカリキュラムの開発
Project/Area Number |
17700586
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
岸本 忠之 富山大学, 人間発達科学部, 助教授 (50324025)
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Keywords | 数と計算 / 少人数指導 / カリキュラム |
Research Abstract |
現在、算数教育において、少人数授業や習熟度別指導といった個に応じた指導が推進されている。児童の関心・意欲に重点を置いた少人数指導も重要である。小学校において、中学年は学習内容が難しくなっていく。中学年の学習内容の中でも、分数は特に理解が難しいとされる。そこで関心・意欲別少人数指導の具体例として「分数」の単元を取り上げることとした。 本研究の目的は、小学校4年「分数」の単元を例に取り上げ、関心・意欲別少人数指導((2コース)の単元構成のあり方を示した。 (1)分数を調べる活動に重点を置いたコース このコースにおいて、児童は、分数の中にある表記のしやすさ、もとになる大きさが任意であるといった算数的よさについて話し合いながら分数について理解を深める。この単元構成では、小数と比べる活動を通して分数の特徴やそのよさについて明らかにする。分数の歴史や使われ方に触れることで、数への関心を高めるものである。 (2)日常との結びつきに重点を置いたコース このコースにおいて、児童は、日常生活でみられる分数を素材に、生活と分数との結びつきに着目しながら分数を学習する。この単元構成では、カレーライスの製作場面を設定し、素材を扱う上で分数について理解するとともに、学習を進めながら最終的に製作へと結びつけていくこと活動によって分数を生活場面で活用する意欲を高めるものである。
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Research Products
(1 results)