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2005 Fiscal Year Annual Research Report

エネルギー・環境教育のためのコンピュータを用いたグループ議論評価支援手法の提案

Research Project

Project/Area Number 17700589
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

伊藤 京子  大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 助手 (10397622)

Keywordsグループ議論 / 議論評価 / 議論評価支援ツール / 評価実験 / ファシリテータ / 科学技術 / 学校教育 / コンピュータシステム
Research Abstract

エネルギー・環境問題は21世紀の大きな社会問題の1つであり、科学・技術と社会の関連を深く考える必要がある問題である。これらの問題に対する一般市民の問題意識の向上が叫ばれており、学校教育からの有効なアプローチが期待されているが、現状では、様々な教育手法が模索されている段階である。本研究では、学習者間で問題を話し合うことにより問題意識を高めるために「グループ議論」に着目し、議論のコーディネータの役割を果たす人間に対して、議論のコーディネートを支援する手法の提案を目指し、ファシリテータが、議論の進行状況を容易に把握でき、議論の調整が必要な場面の認識を行なうための支援方法の提案、および提案方法を用いたコンピュータシステムの開発を目的とする。
本年度、具体的には、以下の手順で研究を実施した。
(1)グループ議論をファシリテートする際に重要だと思われる観点を、統計的に処理できるデータを中心に、抽出した。
(2)ファシリテータが議論の状況を把握するための評価軸を検討し、教育分野で用いられているルーブリック(学習者の状態を数段階に設定し、具体的に記述したもの)を利用し、評価基準を定めた。その際、議論テーマや、教師の重点ポイントが異なることが想定されるため、柔軟性のある仕組みを設計した。そして、議論状況をファシリテータに提示する手法を設計し、提案手法に関して、海外発表を行った。
(3)提案した支援手法に基づく、ファシリテータを用いた議論評価支援ツールの作成に向けて、提案手法に基づく設計を行い、コンピュータを利用したソフトウェア(システム)として開発した。
(4)開発したシステムを用いて、実際の学校の授業時間に、実験授業を実施し、ファシリテータ支援ツールを担当教師に利用してもらうとともに、別途10人程度の被験者を対象とした実験を行なった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 省エネ行動支援アフェクティブインタフェースの設計・開発とその評価2005

    • Author(s)
      伊藤 京子 他
    • Journal Title

      電気学会論文誌C 125巻10号

      Pages: 1552-1564

  • [Journal Article] WEBシステムを使ったアフェクティブなリスクコミュニケーションモデルの開発と実験2005

    • Author(s)
      久郷 明秀 他
    • Journal Title

      ヒューマンインタフェース学会論文誌 7巻4号

      Pages: 431-441

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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