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2006 Fiscal Year Annual Research Report

自然環境の変遷と人間活動の対応関係の解明

Research Project

Project/Area Number 17700638
Research InstitutionLake Biwa Museum

Principal Investigator

宮本 真二  滋賀県立琵琶湖博物館, 研究部, 主任学芸員 (60359271)

Keywords土地開発 / 遺跡 / 動物遺体 / 淡水魚 / 水田 / 地形環境 / 環境変動
Research Abstract

今年度は下記の研究課題の検討を行った.
(1)日本列島における先史(縄文時代以降)時代以降の淡水魚の分布変化と人為との関係性を検討するため,遺跡から検出される動物(魚類)遺体の検討を行い,主要淡水魚であるコイやフナ類の分布変化は島嶼部を除いて,その数的増加は,近代以降の人為による移・養殖業の発達に起因する結果であることを明らかにした(動物考古学23).
(2)生産および集落遺跡の立地環境を考察するために,滋賀県守山市,下之郷遺跡等において地形環境変化の検討を行った結果,約20000年前以降から約500年前にかけて短期間に発生した地形発達イベントに適応した集落および生産遺跡の形成が認められ,成果の公表に向けた遺跡担当者との協議を行った.
(3)東アジア地域での比較のため,インド北東部(アルナチャール・プラデシュ州)においては水田および焼畑農耕に起因すると考えられる土地開発過程の本調査を行い,年代測定試料等の採取を行った(平成19年度学会発表登録済).
(4)また,日本の沖積平野の遺跡立地との比較検討のため,バングラデシュの氾濫源に立地する集落の形成過程を把握するため,上記のインド北東部と同様の調査手法を用いて,予備調査を行った(平成19年度学会発表登録済).
(5)さらに,アジア・モンスーン地域と相反する環境にある乾燥・半乾燥地域(ナミビア)に堆積した細粒物質の年代測定等を行い,形成過程について検討した(平成19年度学会発表登録済).
以上の結果は,論文等の紙媒体のみならず所属組織の個人管理ホームページを作成し,一部の成果公表を行った.

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 縄文時代以降における日本列島の主要淡水魚の分布変化と人間活動2006

    • Author(s)
      宮本真二, 中島経夫
    • Journal Title

      動物考古学 23

      Pages: 39-54

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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