2006 Fiscal Year Annual Research Report
次世代型航空ネットワーク設計を基盤とした航空会社の最適戦略モデルの研究
Project/Area Number |
17710148
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
佐々木 美裕 南山大学, 数理情報学部, 助教授 (20319297)
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Keywords | 施設配置問題 / ハブ・アンド・スポークモデル / 階層型モデル / センサネットワーク |
Research Abstract |
主にアジア地域を対象とした航空ネットワークの最適設計を求めるモデルとして,ゲートウェイ空港配置モデルを提案し,The 2006 Air Transport Research Society World Conferenceで発表した(発表タイトル:Where is the optimal gateway hub airport in Asia?).さらに,IATAが発表している2005年度のODデータを用いた実験結果について,日本オペレーションズリサーチ学会秋季研究発表会および都市のORワークショップで発表した(発表タイトル:ゲートウェイ空港の配置モデル).現在も引き続き,モデルの検証および結果の分析を行っている. また,昨年度より取り組んできた階層型施設配置モデルについて,これまで問題の規模が大きいことが理由で厳密解を求めることが困難とされてきたベンチマーク問題にたいして,新しい定式化を用いることにより,すべて厳密解を求めることに成功した.この成果については,テクニカルレポートとしてまとめた(論文名: Exact optimal solutions of the minisum facility and transfer points location problems on a network). 階層構造を持つ施設配置モデルの応用として,近年,特にアメリカ合衆国で研究が活発になっているセンサネットワーク最適化への応用を検討した.センサをクラスタに分けて基地局までのルーティングを求める最適クラスタリング問題に対して,新しい定式化を提案し,センサネットワークの寿命を長くすることに成功した.この成果は,4月に開催されるWTS2007(査読付国際会議)にて発表する(論文名:A New Cluster Formation Method fbr Sensor Networks Using Facility Location Theory)
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Research Products
(2 results)