2006 Fiscal Year Annual Research Report
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17720071
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| Research Institution | Kanda University of International Studies |
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Principal Investigator |
山下 一夫 神田外語大学, 外国語学部, 講師 (20383383)
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| Keywords | 祭祀芸能 / 神仙説話 / 宝巻 / 弋陽腔 / 中国南方 / 道情 / 俗文学 / 楽戸 |
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| Research Abstract |
本研究二年目となった平成18年度においては、初年度の研究結果をふまえ中国で現地調査を実施するとともに、資料のデジタルデータ化を行い、その分析をすすめた。また、これまでの研究成果の一部を国際学会にて口頭発表を行い、さらに論文として発表した。
まず、中国での現地調査については、本研究と直接関わる俗文学資料を大量に収集している、台湾の国家図書館・中央研究院、上海の上海図書館を訪れ、所蔵文献の閲覧・調査を行った。また、現地研究者と意見交換を行い、最終年度の現地調査先の絞り込みも行った。これと、物品費に計上した予算によって購入した宝巻および弋陽腔系演劇の影印資料とを比較・検討することで相応の分析結果を得ることができた。
さらに、8月11日に山西省長治で開催された国際学会「山西長治賽社与楽戸文化国際学術研討会」に参加して、「道情戯中韓湘子故事的発展与伝播」と題した現時点での研究成果の口頭発表を行った。また、当日の討議の結果を受けて同題の論文を纏め、中国の学術雑誌である『中華戯曲』第三十五輯に発表した。なお、これは平成18年の年末に出版される予定であったが、諸般の事情により印刷が遅れている。
さらに、台本の比較研究などを効率的に進めるため、この時点までに収集した文献資料についてはデジタルデータ化をすすめた。これについては、公開可能分について研究終了後WEB上で提供することも視野に入れた準備作業も行っている。
以上によって、本研究の基礎的作業および分析を終了することができ、最終年度における研究の総括および補助的調査・研究を残すのみとなった。
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