2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17720082
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
加藤 高志 名古屋大学, 大学院国際開発研究科, 助教授 (20377766)
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Keywords | 言語学 / タイ / ラオス / チベット・ビルマ |
Research Abstract |
タイにおいて話されているロロ諸語(チベット・ビルマ語派の下位グループ)の1つであるリス語の調査・研究をフィールドワークにもとづいて行った。調査地はタイ国北部チェンマイ郡メーテーン郡にあるリス族の村である。調査は2006年8月に23日間行った。 予定していたインフォーマントが多忙で調査できなかったため、当初の計画を変更して別のインフォーマントに物語の文字化および分析を手伝ってもらうことにした。 ラオスにおいてもいくつかのロロ諸語の調査を行った。調査地はラオス北部ポンサーリー県ニョートウー郡である。調査は2006年12月から2007年1月にかけて19日間行った。 調査できた言語は、シダ語、ロロ語、クー語、ラオセン語である。シダ語についてはナーホック村のシダ人2人にインフォーマントになってもらった。1人から約300語の単語、もう1人から約600語の単語および40ほどの例文を収集した。ロロ語についてはタプス村のロロ人1人とサワーン村のロロ人1人にインフォーマントになってもらった。前者から約300語の単語、後者から約300語の単語および40ほどの例文を収集した。クー語についてはフアイワー村のクー人1人にインフォーマントになってもらい、約300語の単語および40ほどの例文を収集した。ラオセン語についてタン村のラオセン人1人にインフォーマントになってもらい、約300語の単語と40ほどの例文を収集した。
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