2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17720110
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
朝日 祥之 The National Institute for Japanese Language, 研究開発部門, 研究員 (50392543)
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Keywords | サハリン / 日本語の地位 / 方言接触 / 日本語教育史 / 変異理論 / 社会言語学 / オタス / 敷香教育所 |
Research Abstract |
本研究の目的は,サハリンにおける日本語の地位を文献調査・面接調査から得られた知見から次の3つの時代について明らかにすることにある。 1.日本統治時代以前における日本語の地位 2.日本統治時代における日本語の地位 3.日本統治時代以後の日本語の地位に 当該年度は,本研究の三年目である。これまで収集したデータの分析を行いつつ,文献補充調査を実施した。データの分析にあたっては,面接調査で収録したデータを文字化する作業を進めた。 分析した結果については,サハリンに住む朝鮮人の言語生活についての報告を韓国・中央大学校で開催された国際会議で発表した。サハリンでの実地調査を本研究で行う上で採用した調査法,フィールドへのアプローチのあり方については,マレーシア・マラヤ大学で開催された消滅の危機に瀕した言語に関する国際会議で研究発表を行った。また,サハリンに居住する日本人の言語使用については,第21回社会言語科学会研究大会で開催されたシンポジウムで発表をした。
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