2005 Fiscal Year Annual Research Report
日本語音声教育支援システムの評価と改善-授業実践における利用とその分析を通して-
Project/Area Number |
17720132
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
小河原 義朗 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育部門第一領域, 研究員 (70302065)
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Keywords | 日本語音声教育支援システム / 評価 / 改善 / 音声教育実践 / コンピュータ利用 / 授業記録 / 授業分析 / 音声教育方法論 |
Research Abstract |
本研究の目的は,以下の3点である。 1.開発した日本語音声教育支援システムを国内外の教師と連携し,授業実践での利用を通して評価する。 2.1の現場における具体的な利用方法や授業の分析を通して,音声教育におけるコンピュータ利用のあり方,教師の役割について検討する。 3.1,2を踏まえて日本語音声教育支援システムを改善し,音声教育の実践と研究に関する提案を行う。 本年度は,国内の現場教師と連携し,実際の現場において本システムの利用を通した評価を行っている。具体的には,インタビューやアンケートの手法を用いて,教師と学習者を対象に本システムの利用を通したフィードバックを得た。さらに,本システムの記録機能やテープ,ビデオ等によって,授業実践の録音・録画を試みている。これによって,本システムを利用した音声教育実践の検討と授業分析を行うためのデータが収集され,特に本システムを利用している場面での教師と学習者の発話や行動を中心に機能等でカテゴリー化し,教師の教育観や本システムの利用方法,学習者の反応や学習上の変化,態度変容等について縦断的に分析することが可能になる。 また,コンピュータに関する技術は日々進歩していることから,日本語音声教育を中心に,他の外国語音声教育や特殊教育等も含め,関連する先行研究や実践報告,音声データベース,CAI (Computer Assisted Instruction), CALL (Computer Assisted Language Learning),音声分析ソフトなどを収集,試用し,音声教育への利用可能性の観点から現状を整理・分析している。
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