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2005 Fiscal Year Annual Research Report

都市-農山村間のフローをもたらす公共サービス供給に関する地理学的研究

Research Project

Project/Area Number 17720216
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

筒井 一伸  鳥取大学, 地域学部, 講師 (50379616)

Keywords都市-農山村 / 公共サービス供給 / 地域間交流 / ネットワーク / 日本型政治システム / 地理情報
Research Abstract

本年度は以下の5つの柱をおいて,都市-農山村関係に関する調査・研究を行った。
1.GIS(地理情報システム)を用いて,都市と農山村のハード面でのネットワーク(道路網や鉄道など)の史的変遷を分析するために,明治期以降の旧版地形図からネットワークに関するデジタルデータの作成を試みた。本年度中にデジタルデータは完成する予定であり,次年度以降の具体的なネットワーク分析の準備ができた。
2.上記1にも関連するが,農山村におけるハード面のネットワーク整備がいかに行われてきたかも含めて,その政策的側面について以前より研究を進めてきたが,本年度はその研究成果を最終的にとりまとめ,図書の一部として発表した(筒井一伸「国土空間の生産と日本型政治システム」,所収:水内俊雄編『空間の政治地理』(朝倉書店))。
3.都市-農山村交流のソフト面の実態(住民の意識や数字としてあらわれない成果など)を把握するため,都市-農山村交流の先進地でのフィールド調査を行った。具体的には,河川の源流をキーワードに交流を促進している奈良県川上村,鳥取県日南町,木(林業)をキーワードに交流を促進している,熊本県小国町,宮崎県諸塚村,愛知県豊根村などにおいて,担当者,関係者への聞き取り調査を行った。
4.また上記3に関連して,熊本県小国町,宮崎県諸塚村,鳥取県日南町,愛知県豊根村では「都市-農山村間のフローをもたらす公共サービス供給」を政治的に推し進めてきた新旧の首長への聞き取り調査を行い,都市-農山村交流を促進するに至った経緯などのオーラルヒストリーの蓄積を行った。
5.都市-農山村交流を促進するためのツールについても調査を行った。具体的には「地図」や「絵図」をどのように活用しているかについて,島根県出雲市などでその事例の調査を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Book (1 results)

  • [Book] 国土空間の生産と日本型政治システム(空間の政治地理(水内俊雄編))2005

    • Author(s)
      筒井一伸
    • Total Pages
      218(45-67)
    • Publisher
      朝倉書店(所収)

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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