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2005 Fiscal Year Annual Research Report

決定手続における手続保障の具体化-仮の地位を定める仮処分を中心に

Research Project

Project/Area Number 17730079
Research InstitutionSeikei University

Principal Investigator

安西 明子  成蹊大学, 法学部, 助教授 (40278247)

Keywords決定手続 / 手続保障
Research Abstract

本年度は、実態調査としては、決定手続との比較対象として、公開法廷での口頭弁論のほか弁論準備手続や進行協議の傍聴、調査を中心に行った。ここでは最近の迅速な事件処理や導入されたばかりの専門委員の運用状況を把握することができた。とくに、裁判官の協力により、一般公開でない弁論準備手続、裁判所外で行われた進行協議に立ち会うことができ、個別事件に応じた具体的な手続保障を考えるうえで非常に参考になった。
(1)実態調査
上記のほか、公刊された決定のうち最近の事件をリスト化し(記録の保存と代理人の記憶を考慮して最近3,4年分に限定)、重要性、地域性の観点も加えて、調査対象とする仮処分事件をピックアップした。なお、一日、裁判部に詰めて審理手続に立ち会わせてもらうなどの調査を行うべく地裁保全部に協力を要請していく予定である。
(2)比較法、海外調査
本年度は、先行研究の蓄積が多いドイツ法とフランス法のほか、最近は研究が少ないアメリカ法、従来からこれまであまり検討されてこなかった中国法を中心に文献収集、調査を行った。とくにフランス、アメリカについては現地調査に赴き、アメリカ法、イギリス法については国際シンポジウムに出席するなどして各国の現状を学んだ。
(3)研究会
実務家の参加する研究会に参加して、報告、討議を行った。本研究以前の成果として「座談会・仮の地位を定める仮処分の特別訴訟化-その現状と未来」判タ1172号があり、その後もこの研究会に継続して参加し、実務家と意見交換を行っているうえ、実態調査の協力も得ることができた。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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