2005 Fiscal Year Annual Research Report
空間的自己相関を考慮した密集市街地の有効利用に関する理論的・実証的研究
Project/Area Number |
17730188
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
宅間 文夫 明海大学, 不動産学部, 講師 (80337493)
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Keywords | 密集市街地 / 空間的自己相関 / 外部不経済 |
Research Abstract |
平成17年度は設備備品費で購入した住宅都市経済関連図書や統計書等により,密集市街地が抱えている問題点を整理し,密集市街地の現状を把握するためのデータを収集した. 密集市街地の外部不経済を定量化する方法としては,計量経済学図書により,国内外の既存研究をリビューしてヘドニック・アプローチを採用することとし,本研究の理論的フレームおよび問題点を整理した.平成17年度は密集市街地の外部不経済を定量化するための実証モデルの構築と,分析のためのデータの収集・加工を行った.また,本研究で利用する密集市街地は,国土交通省が定義のみを公表しているため,本研究で定義に基づいた独自の推計で町丁目を特定化した.この推計された町丁目データと公示地価,その他の社会経済状況データをマッチングさせて,ヘドニック分析のためのデータベースの構築を行い,プレ分析を行った.その成果は第19回応用地域学会にて報告し,モデルを改善するためのコメントを得,実証モデルの改善およびデータベースの見直しを検討した.
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