2006 Fiscal Year Annual Research Report
空間的自己相関を考慮した密集市街地の有効利用に関する理論的・実証的研究
Project/Area Number |
17730188
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
宅間 文夫 明海大学, 不動産学部, 助教授 (80337493)
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Keywords | 密集市街地 / 外部の不経済の定量化 / 空間的自己相関 |
Research Abstract |
18年度は,設備備品費で購入する住宅都市経済学関連図書により,国内・外の既存研究のリビューを進めつつ,密集市街地の有効利用を阻害するメカニズムの理論的フレームを整理した.また,併せて,現行法制度および土地の有効利用に関して詳しい外部の専門家にヒアリングを行い,専門知識を提供していただいた. 18年度は,17年度に検討した有効利用を阻害している要因分析を踏まえて,密集市街地の土地がどうして有効利用されないのかを検証するためのモデルに,空間的自己相関を考慮したモデルの検討を行い,17年度に構築したデータベースを利用したプレ分析による実証モデルのブラッシュアップ,およびモデル再検討により不足するデータベースの補完を行った.設備備品費で購入する土地および社会経済統計資料は,実証モデルのブラッシュアップの過程で不足するデータを整備するために用いた.
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