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2005 Fiscal Year Annual Research Report

医療機関の満足度向上政策に関する総合的研究

Research Project

Project/Area Number 17730232
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

冨田 健司  静岡大学, 人文学部, 助教授 (40329149)

Keywords医療機関 / 医療マーケティング / 医療マネジメント / 患者満足 / 医療連携 / 医療サービス提供者 / 信頼 / 慢性疾患
Research Abstract

医療機関のマネジメントに関する研究のうち、医師や看護師など医療サービス提供者によって行われた患者満足向上に関する先行研究を中心にレビューした。患者満足を測るための尺度が、マーケティングで用いられる顧客満足の尺度と大きく異なっていることが明らかとなった。尺度を定める以前に、また研究を進める上で、患者「満足」について再検討する必要性を感じた。疾病が治れば患者は満足を向上することもあるだろうが、慢性疾患の患者は通院することによって満足するのだろうか。この問題にっいて、平成18年度以降、患者に対するグループ調査など行っていきたい。
また、近隣医療機関との連携(医療連携)を円滑に進める方策について調査した。医療連携推進の必要性は医療提供者側、患者側、いずれの視点においても重要であることが明らかとなった。この医療連携は医療機関組織同士による連携であるため、経営学で研究される戦略的提携、或いはマーケティングで研究されるリレーションシップ・マーケティングの理論を当てはめて考察した。その結果、医療連携には代替医療機関よりも優れた能力、資源、機会、ベネフィットを提供し、価値ある情報を含んだ質の高いコミュニケーションを行うことが重要になることが分かった。今回は、医療機関に着目して医療連携を捉えたが、医療連携の目的は本来、患者にとってのベネフィットが最も大きくならなければならないため、患者を中心に据えた医療連携モデルの構築を、平成18年度以降、取り組んでいきたい。

  • Research Products

    (4 results)

All 2006 2005

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 新薬開発を目的とした戦略的提携における信頼2006

    • Author(s)
      冨田 健司
    • Journal Title

      商品開発・管理研究 2巻1号

      Pages: 16-31

  • [Journal Article] 医療機関のマーケティング:医療提携における近隣医療機関との関係性構築2005

    • Author(s)
      冨田 健司
    • Journal Title

      医療経済研究機構レター 135号

      Pages: 1-6

  • [Journal Article] 新薬開発の探索段階における戦略的提携-信頼の役割に着目して-2005

    • Author(s)
      冨田 健司
    • Journal Title

      医療経済研究機構レター 136号

      Pages: 8-13

  • [Journal Article] 新薬開発の探索段階における戦略的提携-信頼の役割に着目して-(2)2005

    • Author(s)
      冨田 健司
    • Journal Title

      医療経済研究機構レター 137号

      Pages: 1-5

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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