2006 Fiscal Year Annual Research Report
多様な就業形態を含む職場のマネジメント手方に関する研究
Project/Area Number |
17730254
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
関口 倫紀 大阪大学, 大学院経済学研究科, 助教授 (20373110)
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Keywords | 多様な就業形態 / 非正規雇用 / 非典型雇用 / プロフェッショナル / マネジメント / 人事管理 / 若年者の労働問題 |
Research Abstract |
研究の2年度目となった平成18年度は、初年度にひきつづいて文献研究をすすめるとともに、これまでに蓄積された成果を海外の学会で発表したり、実験的アンケート調査を行なったり、新たなコンセプトに基づいたワーキングペーパーを作成するなどの活動を行なった。 まず、今後のグローバリゼーションの進展を考慮し、わが国の人材のみならず、様々な国や文化からの人材とともに働くということを念頭においた雇用の多様化についての理解を進めるため、わが国の拠点において活動を行なっている外資系企業のローカル人材および本国もしくは第三国からの派遣人材を含む職場のマネジメントに関する研究プロジェクトを推進した。そして、その研究成果を韓国ソウルで開かれた国際学会にて発表した。 つぎに、大局的見地から多様な人材のマネジメントに接近するべく、戦略的人的資源管理の研究プロジェクトに参加し、理論論文および実証論文の2本を共同研究者とともに作成し、東京で行なわれた国際学会で発表を行なった。 さらに、文献研究および他の研究者との交流を通じて、多様な雇用形態からなる職場のマネジメントを効果的に行なうために重要な概念として、公正さに注目し、組織的公正研究の実験的アンケート調査の作成および実施と理論論文の作成を共同研究者とともに実施した。アンケート調査については、第一次段階のデータ分析を終了し、理論論文については、ワーキングペーパーとして作成した。これらの研究成果をふまえ、終年度につなげるための理論的フレームワークの整備にとりかかった。
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Research Products
(4 results)