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2006 Fiscal Year Annual Research Report

チーム間連携へのメンバーのコミュニケーション行動の効果とその促進・阻害要因の検討

Research Project

Project/Area Number 17730365
Research InstitutionRyutsu Keizai University

Principal Investigator

高口 央  流通経済大学, 社会学部, 講師 (00397936)

Keywordsコミュニケーション / 集団間関係 / アイデンティティ / モラール / バーンアウト
Research Abstract

本年度は、まず17年度に実施した調査結果を、日本グループ・ダイナミックス学会第53回大会において発表し、関連テーマを研究する研究者と意見交換を行った。これまでの研究成果として発表した内容は、次の2つである。「看護師長のコミュニケーションによる病棟看護師のアイデンティティの変化」、および「看護師の病院・病棟・職種アイデンティティの様態とモラールとバーンアウトとの関連」についてである。
前者における主な結果は、次の2点である。各病棟の看護師長が医師との対話を行うことが、病棟に縛られない、病院という上位カテゴリーへの看護師のアイデンティティの高さと関連する。その一方で、師長が部下との対話を重視し医師との対話を軽視することが、病棟という下位カテゴリーへの顕著なアイデンティティの高さを導く。つまり、師長のコミュニケーション形態によって、病棟看護師のアイデンティティの様態が変化することを報告した。
後者では、師長のコミュニケーション形態と関連する病棟看護師のアイデンティティの様態が、看護師自身のコミュニケーション、さらにはモラールとバーンアウトに影響するとの結果を発表した。具体的には、病院へのアイデンティティが低く病棟へのアイデンティティが高い看護師は、他職種スタッフとのコミュニケーション量が少なく、病院と病棟へのアイデンティティが共に高い看護師は他職種スタッフとのコミュニケーション量が多いことを示した。さらに、この他職種スタッフとのコミュニケーション量がモラールを規定することも示された。
さらに、18年度では、こういった結果を踏まえ、社会福祉士専攻の大学生を対象として、カテゴリー問コミュニケーションと適応との関連を検討する目的の調査を実施すると共に、19年度に病院組織でのパネル調査を実施すべく準備を進めた。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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