2005 Fiscal Year Annual Research Report
イギリス地域博物館の教育活動と1990年代以降の制度的変容に関する研究
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17730469
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| Research Institution | Yamawaki Gakuen Junior College |
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Principal Investigator |
久保内 加菜 山脇学園短期大学, 家政科, 講師 (60389880)
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| Keywords | 生涯学習 / 博物館 / イギリス / アクセス / 社会的包摂 |
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| Research Abstract |
本研究の初年度として、資料管理や人的体制を含めた基本的な研究環境を整備しつつ、以下の2分野を中心に調査研究を行った。
1.文献調査による基礎理論研究。以下の2分野を中心に資料収集・整理と研究課題の検討を行った。(1)欧米・日本の地域博物館の教育活動および諸制度の歴史的経緯や理念、現状、(2)イギリスの教育・文化政策と地域博物館の実践。特に(2)は1990年代以降の状況を把握するため、最新の政策文書や各博物館、自治体の出版物(電子文書を含む)も対象に、可能な限り情報請求を行った。
2.地域博物館の教育活動および政策・諸制度に関する調査研究。上記1.をふまえ、優れた実践を行う博物館および関係機関の資料収集と実地調査を行った。特に(1)中央政府の博物館認証制度、「地域のルネッサンス」計画の影響、(2)学校教育・成人教育における新しい学習の理念(Inspiring Learning for All)、(3)社会的包摂(Social Inclusion)の3分野を中心に調査研究を行った。
博物館および教育政策の理念と実際については、文化・メディア・スポーツ省の博物館関係部局(MLA)とMLA西ミッドランド支部で調査票をもとにヒアリングを行った。また「優れた実践」と評価されるイングランド内の地域博物館4館に対して、資料収集と教育事業の視察、担当者へのヒアリングを行った。イギリス博物館協会(MA)年次大会にも参加し、特に新しい教育理念と各地の実践について情報収集を行った。
今年度の研究の成果は、雑誌論文(別掲)で一部発表し、その他に研究報告を行った(久保内加菜「教育から学習・アクセスへ:イギリス博物館教育のルネッサンス」博物館とキャリアデザイン研究会(於・法政大学)、2006年3月)。
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Research Products
(1 results)
