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2006 Fiscal Year Annual Research Report

衛星観測と地磁気逆計算法によるオーロラ爆発開始条件の解明

Research Project

Project/Area Number 17740325
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

家田 章正  名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助手 (70362209)

Keywordsオーロラ / オーロラ爆発 / 電離圏 / 磁気圏 / 磁気圏尾部 / 磁気再結合 / 地磁気 / 地磁気逆計算法
Research Abstract

本研究の目的は、オーロラ爆発が開始するために必要な条件を明らかにすることである。このためには、オーロラ爆発直前の電離圏・磁気圏対流パターンと、オーロラ爆発開始位置との関係を解明することが重要であると思われる。磁気圏では、磁気再結合による地球向き高速流が、突如生じることが知られている。本研究では特に、この尾部での高速流に対応した、電離圏での低緯度向き高速流が、オーロラ爆発開始位置付近に存在するのかどうかを明らかにする。
平成18年度においては、まず、2波長の紫外線によるオーロラのグローバル観測を用いて、オーロラを発光させる降下電子の特性を推定することにより、電離圏電気伝導度の算出を行った。次に、算出した現実の電気伝導度を入力とし、地磁気逆計算法を用いて電離圏のモデリングを行った。その結果、オーロラ発光強度が強い場合でも、オーロラ粒子の平均エネルギーが低いために電離圏電気伝導度が上昇せず、電流が弱い領域が存在する例が示された。これらの結果はCAWSES/IHY研究会(名古屋)において報告した。
また、オーロラ爆発と尾部磁気再結合の経度が対応していることを見いだし、その性質を利用して、オーロラ爆発時の磁気再結合の発生確率を算出した。その結果、磁気再結合がオーロラ爆発の必要条件であることを示した。この研究成果は、Journal of Geophysical Research誌に投稿する予定であり、ドラフトを共著者が確認している段階である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Simultaneous ground and satellite observations of an isolated proton arc at subauroral latitudes2007

    • Author(s)
      Sakaguchi, K.
    • Journal Title

      Journal of Geophysical Research 112

      Pages: A04202

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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