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2006 Fiscal Year Annual Research Report

細胞1個の内部生化学成分の高感度・高分離測定

Research Project

Project/Area Number 17750075
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

山口 佳則  早稲田大学, 生命医療工学研究所, 助教授 (20386634)

Keywords時間分解 / キャピラリー電気泳動 / 細胞 / 蛍光 / PDMS
Research Abstract

蛍光性希土類錯体Eu3+-para-DTBTAを新規に合成し、ハイブリダイゼーションを時間分解キャピラリー電気泳動の方法で分析することに成功した。従来の蛍光性希土類錯体DTBTA-Eu3+はたんぱく質にはラベル化が可能であったが、DNAには活性基の位置の違いによる構造異性体の混合物のために殆どラベル化が進まなかった。ところが、合成に成功した蛍光性希土類錯体Eu3+para-DTBTAは活性基の位置がパラ位のみの蛍光性希土類錯体でDNAにラベル化が容易に行うことができる。時間分解の特性を生かして、血清中でも血清からの蛍光に影響されることなくハイブリダイゼーションを検出できた。
さらに、このハイブリダイゼーションの方法によって、c-Ha-ras遺伝子のcodon12における点突然変異を時間分解検出によって検出することに成功した。c-Ha-ras遺伝子のcodon12は口腔癌のマーカーである。(論文投稿中)
μチャンネルを利用した細胞一個研究は、細胞一個を約70%の確率で捕獲することに成功し、それらの破砕に成功した。デザインしたマイクロチャンネルは3つの流路を持ち、真ん中の流路の沿うように3つの直径の異なる半円上の井戸を作り、さらに、その井戸の中央には細胞を捕獲するための流れを作るためドレイン流路がある。この流路を使って細胞を一個ずつ連続的に捕獲することに成功した。(日本化学会第87春季年会で報告)

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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