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2005 Fiscal Year Annual Research Report

p-ニトロカリックス[6]アレーン固定化シリカゲルの合成とUO_2^<2+>の固相吸着

Research Project

Project/Area Number 17750077
Research InstitutionSojo University

Principal Investigator

西田 正志  崇城大学, 工学部, 助教授 (00310029)

Keywordsカリックスアレーン / ニトロカリックスアレーン / ウラニルイオン / 吸着
Research Abstract

フェノール水酸基の配置構造と芳香環上の置換基として導入したニトロ基の電電子吸引効果により、フェノール性水酸基酸素を配位原子とするウラニルイオンに対してイオン選択性が高い金属配位原子として機能するp-ニトロカリックス[6]アレーンをシリカゲル上に固定化した吸着体の調製を検討した。先ず、市販のp-スルホナトカリクス[6]アレーンのニトロ化反応、次いで硫化ナトリウムによる還元とカラムクロマトグラフィーによる分離精製からp-ニトロカリックス[6]アレーンの6個あるニトロ基の一つをアミノ基に換えたモノアミノ化体(5-Amino-11,17,23,29,35-pentanitro-37,38,39,40,41,42-hexahydroxycalix[6]arene)を合成。さらに、市販のHPLC用シリカゲルと3-グリシドキシプロトリメトキシシランのシリル化反応により末端にオキシド環を持つスペーサー基を導入したシリカゲルを別途合成し、このオキシド環とモノアミノ化体のアミノ基の反応により目的となるp-ニトロカリックス[6]アレーン固定化シリカゲルの合成を検討した。モノアミノ化体を合成後の粗生成物のIRや^1HNMRスペクトルからニトロ基の一部がアミノ基に還元したものの生成が確認できたかが、フェノール水酸基の効果によりアミノ基が不安定な状態にあり、分子内のアミノ基の数を制御したものを精製する段階にてアミノ基が空気酸化を受けるために目的となるモノアミノ化体の単離が出来なかった。このため、p-ニトロカリックス[6]アレーンの水酸基の一つのエーテル化、アミノ基の導入を経てシリカゲル上に固定化した吸着体の調製を検討した。

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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