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2006 Fiscal Year Annual Research Report

p-ニトロカリックス[6]アレーン固定化シリカゲルの合成とUO_2^<2+>の固相吸着

Research Project

Project/Area Number 17750077
Research InstitutionSojo University

Principal Investigator

西田 正志  崇城大学, 工学部, 助教授 (00310029)

Keywordsカリックスアレーン / ニトロカリックスアレーン / ウラニルイオン / 吸着
Research Abstract

ウラニルイオン(UO_2^<2+>)に対してイオン選択性が高い金属配位子として機能するp-ニトロカリックス[6]アレーン(NC6)をシリカゲル上に固定化した吸着体の調製を検討した。すなわちNC6と3-ブロモプロピルアミンの反応によりNC6の6個あるフェノール水酸基の一つをエーテル化したモノアミノプロピルエーテル体を合成し、17年度研究実績にてHPLC用シリカゲルと3-グリシジルオキシプロピルトリメトキシシラン(GPMS)から合成したオキシド環を導入したシリカゲルとNC6のエーテル化で導入したアミノ基の反応により、芳香環の一つがシリカゲルに結合した修飾樹脂を合成した。熱重量測定から得られる重量減少値から修飾樹脂中のGPMS担持量が0.532mmol/g,NC6担持量が0.0613mmol/gと求められた。次いで、炭酸イオンの共存下におけるUO_2^<2+>の吸着平衡をバッチ吸着法により検討した。修飾樹脂によるUO_2^<2+>の吸着はpH5.5以上で起こりpH7.6で最大となった。このUO_2^<2+>の吸着のpH依存性は20%アセトン水溶液中でのNC6とUO_2^<2+>の錯形成挙動を反映することから、修飾されたNC6がUO_2^<2+>と1:1錯体を形成して吸着されていると考えられた。水中でのUO_2^<2+>を40.0μM,炭酸イオンを2mMで含むpH7.5の水相20mlからの0.050gの修飾樹脂に対するUO_2^<2+>の吸着分配比は1ogD=2.95であった。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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