2006 Fiscal Year Annual Research Report
昆虫飛行の流体構造連成解析モデリングとその実験的検証
Project/Area Number |
17760088
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
石原 大輔 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (80363399)
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Keywords | 昆虫飛行 / スケール拡大模型 / 一体型解法 / 流体構造連成 / 有限要素法 |
Research Abstract |
本研究においては昆虫飛行の流体構造連成解析モデリングとその実験的検証を行う.平成18年度においては,以下の研究を実施した; 1 翼の受動的回転を考慮した昆虫飛行の流体構造連成モデルの提案 前年度提案した流体構造連成に基づく翼基部の受動的回転を考慮した昆虫飛行モデルを3次元に拡張した. 2 上記モデルの妥当性を数値的に検証するためのシミュレータの開発 上記モデルを数値的に検証するための前年度開発したシミュレータを3次元に拡張した.解析手法に流体と構造の方程式を同時に解く一体型解法を利用しているため,昆虫飛行のような羽と周囲流の強い相互作用も安定して解くことが可能である. 3 上記モデルの妥当性を実験的に検証するためのスケール拡大模型実験装置の開発 上記モデルの妥当性を実験的に検証するためのスケール拡大模型実験装置の開発を行った.本装置は基本的にはDickinsonらのスケール拡大模型実験装置を拡張し上記モデルに対応して翼を弾性翼としたものである.本年度は前年度開発した実験装置の問題点の改良(翼弾性変形および揚力の測定方法の高精度化)を行った.
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