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2005 Fiscal Year Annual Research Report

CDFW(センタードライブ摩擦圧接)法による低入熱異材接合技術の確立

Research Project

Project/Area Number 17760090
Research InstitutionUniversity of Hyogo

Principal Investigator

木村 真晃  兵庫県立大学, 大学院工学研究科, 助手 (90285338)

Keywords摩擦圧接 / センタードライブ / 中央短片 / 低入熱 / せん断破壊
Research Abstract

摩擦圧接法は,高性能・高機能製品を作製するための有効な溶接法の一つであるが,同法は回転摩擦運動を利用して接合を行うため,高速回転に耐えられない長尺材や,大重量部分および非対称重量部を有する素材の接合には適さない.また,角棒同士のように接合面の角と角とを一致させる,すなわち主軸の回転位相を一致させて停止させることができないため,これら素材の接合にはほとんど適用されていない.そこで,これらを解決する方法としてセンタードライブ方式の摩擦圧接(以下,CDFWと記す)法の適用が考えられる.しかし,これまで提案されている方式では,中央で回転させる素材(以下,中央片という)をチャックによって固定してそれ自体を回転させる構造となっているため,100mm以上の中央片の長さが必要となる.そこで本研究では,中央片長が10mm程度となるような短片を有するCDFW装置を開発して低入熱異材接合技術を確立することを目的とした.その中で本年度は,CDFW装置を製作して軟鋼の接合実験を行った.その結果,接合面には未接合部などの欠陥は認められず,継手は母材と同等の引張強度を有して母材破断することを明らかにした.また,中央片の板厚や形状を変化させて接合を行い,接合現象を観察したところ,適切な肉厚および形状の中央片を用いることで,初期トルク到達後の発生する摩擦トルクによって中央片にせん断破壊を生じさせ,回転動力を自動的に遮断させることを示した.さらに,得られた継手の引張試験を行ったところ,母材と同等の引張強度を有して母材破断する健全な継手を得ることを明らかにした.すなわち,CDFW法によって低入熱状態で継手が作製できる可能性を示した.そして,一般的な方式の摩擦圧接装置を用いて異材接合を行うための基礎実験を行い,異材接合の場合でも初期トルク到達時点で母材部から破断するような良好な継手が得られる可能性を得た.

  • Research Products

    (4 results)

All 2006 2005

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 中央回転方式による低入熱摩擦圧接法の開発2006

    • Author(s)
      内海大輔, 瀬尾健二, 日下正広, 木村真晃
    • Journal Title

      日本機械学会関西学生会平成17年度卒業研究発表講演会前刷集

      Pages: 9-3

  • [Journal Article] Ti-6Al-4VとA5052との摩擦圧接における接合現象2006

    • Author(s)
      粕谷健太, 瀬尾健二, 日下正広, 木村真晃
    • Journal Title

      日本機械学会関西学生会平成17年度卒業研究発表講演会前刷集

      Pages: 9-9

  • [Journal Article] 純アルミニウムと軟鋼の摩擦圧接における接合現象2006

    • Author(s)
      石井宏樹, 瀬尾健二, 日下正広, 木村真晃
    • Journal Title

      日本機械学会関西学生会平成17年度卒業研究発表講演会前刷集

      Pages: 9-16

  • [Journal Article] センタードライブ摩擦圧接におけるインサート材肉厚の検討2005

    • Author(s)
      藤井利充, 瀬尾健二, 日下正広, 木村真晃
    • Journal Title

      溶接学会全国大会講演概要 第77集

      Pages: 40-41

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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