2005 Fiscal Year Annual Research Report
大形テンタゲートの自励的定常振動の実地調査と理論解析手法の確立
Project/Area Number |
17760186
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Research Institution | Ashikaga Institute of Technology |
Principal Investigator |
阿南 景子 足利工業大学, 工学部, 講師 (30346077)
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Keywords | 機械力学 / 流体力学 / 流体関連振動 / 自励振動 / 連成振動 / ゲート / ラジアルゲート / テンタゲート |
Research Abstract |
テンタゲート式水門の引起す自励振動問題を明らかにするために、フォルソンダム・テンタゲートの縮小モデルを用いた実験を行い、複合発散振動を詳しく計測してきた。本年度は、当初計画していた実地調査について、時期の調整が付かず、次年度に持ち越しとなったため、次年度に予定していたモデル実験を行い、自励的定常振動の解明を試みた。 1/30スケールの2次元モデルと1/56スケールの2次元モデルを用いた実験の結果 フォルソンダム・テンタゲートの1/30スケールの2次元モデルを用いて、ゲートの引き起こす流体関連複合発散振動の詳細な実験を行った。特に、ワイヤーロープ(ばね)の非線形性によって生じる自励的定常振動に着目し、ばね定数や放水口の開度を変化させて実験を行った。ばねの線形範囲内のみでの現象しか観測することはできなかったが、発生する振動現象を詳細に計測することができた。 1/13スケールの3次元モデルを用いた実験の結果 フォルソンダム・テンタゲートの3次元1/13縮小テンタゲートモデル用いて実験を行った。スキンプレートの曲げ回転振動とトラニオンピン周りの剛体的回転振動とが連成して、激しい複合発散振動を引き起こすことが確かめられた。この3次元モデルゲートについても、ワイヤーロープ(ばね)の非線形性によって生じる自励的定常振動に着目し、ばね定数や放水口の開度を変化させて実験を行った。 現在、実験で得られた結果をもとに、自励的定常振動を理論的に解析する手法について検討中である。
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Research Products
(5 results)