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2005 Fiscal Year Annual Research Report

可動式ノズル吹出口の実用化に関する研究-CFD及び模型実験による気流性状解析-

Research Project

Project/Area Number 17760473
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

久保 隆太郎  熊本大学, 工学部, 産学連携研究員 (60373023)

KeywordsCFD解析 / LES / 標準k-εモデル / 低Reynolds数型k-εモデル / 非定常計算 / Durbinモデル
Research Abstract

本研究は,可動吹出し空調の大空間への適用を目的とし,居住域における温熱・気流性状把握について,LESを用いて解析を行っている。本年度は、CFD解析の精度向上のために、各種乱流モデルを用いて解析を行った。また、LESの実現象再現性について重点的に検討を行った。本年度に得られた結果を以下に示す。
・自然対流の卓越する室のCFD解析の適用可能性に関する基礎研究(低Reynolds数型k-εモデルと測定実験との比較)
床暖房室内の気流性状・温度分布について乱流モデルに標準型k-εモデルを用いたCFD解析を行い、測定実験と比較検討を行った。その結果、CFD解析が比較的静穏で自然対流の卓越した床暖房室内の解析・予測に適応可能であることを示した。また、低Reynolds数型k-εモデルを用いて気流性状温度分布のCFD解析を行った結果、低Reynolds数型k-εモデルは標準型k-εモデルよりも測定結果を精度よく再現できることを示した。
・自然対流の卓越する室のCFD解析の適用可能性に関する基礎研究(LESと測定実験との比較)
比較的静穏な温熱環境に対して、LES解析を実行する上で内包する諸問題の把握を行うとともに、LESの適用可能性について検討を行った。LES及び標準型k-εモデルを適用して解析を行った結果、温度分布に関しては、標準型k-εモデルよりもLESの方が高精度に実現象を再現することを示した。さらに、LESは、減衰関数を適用しない場合、風速分布では壁面近傍でv_<SGS>を過大評価することを明らかにした。
・通風による室内環境改善効果の定量的把握に関する研究
単純な開口を持つ低層建物を対象とし,通風算定時に重要となる風圧係数の予測精度向上を目的に,標準k-εとDurbinモデル,風洞実験を比較し,CFD解析による風圧係数予測精度に関する検討を行った。

  • Research Products

    (5 results)

All 2006 2005

All Journal Article (5 results)

  • [Journal Article] 通風による室内環境改善効果の定量的把握に関する研究(その5) CFDと換気計算の通風量と流量係数の検討2006

    • Author(s)
      有冨達郎
    • Journal Title

      日本建築学会九州支部研究報告 第45号2(環境系)

      Pages: 317-320

  • [Journal Article] CFDと換気計算による単純開口を持つ低層建物の通風量算定2005

    • Author(s)
      酒井孝司
    • Journal Title

      日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2

      Pages: 815-816

  • [Journal Article] 床暖房室内の気流・温度分布性状に関する研究(第6報)LESと測定実験との比較2005

    • Author(s)
      久保隆太郎
    • Journal Title

      空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集 1

      Pages: 497-500

  • [Journal Article] 床暖房室内の気流・温度分布性状に関する研究(第5報),低Reynolds数型k-εモデルと測定実験との比較2005

    • Author(s)
      中澤大
    • Journal Title

      空気調和衛生工学会学術講演会講演論文集 1

      Pages: 493-496

  • [Journal Article] 通風による室内環境改善効果の定量的把握に関する研究(その4)CFDによる低層建物の風圧係数予測に関する検討2005

    • Author(s)
      酒井孝司
    • Journal Title

      空気調和・衛生工学会九州支部研究報告 第12号

      Pages: 43-46

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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