2006 Fiscal Year Annual Research Report
遠隔地間建築設計コラボレーション教育におけるアウェアネス支援環境の構築
Project/Area Number |
17760492
|
Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
松本 裕司 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 助手 (60379071)
|
Keywords | アウェアネス / 協同設計教育 / コラボレーション / 支援システム / 実世界指向 / グループウェア / CSCW / CSCL |
Research Abstract |
・昨年度実施した、遠隔地問協同設計演習プロジェクトDCW2005において予備実験をおこなった「Plan-Do-Seeサイクル」をベースとしたプロセスガイダンス指向の非同期コラボレーション教育支援システムをさらに改良して、個々人に対して、チーム内のインタラクション状況に気づかせ、相互作用を促すためのパーソナルガイダンスシステムを付加した。 ・演習プロジェクトu-Studio2006(京都工芸繊維大学、東京電機大学、4回生)を通して、パーソナルガイダンシステムの「インタラクション活性化」、「協同意識の向上」に対する効果を確認した。 ・同室型のデジタルデザインツール習熟演習において、教員-学生、学生-学生間のアウェアネスを向上させ、インタラクションを充実するための、成果作品の提出・蓄積・相互閲覧サーバシステムを開発した。 ・TV会議システムを使用した、2地点(常時)接続型の遠隔地間協同設計において、会議テーブル上の紙資料の状況を検知・記録・蓄積し、相互にやり取り(アウェア)するためのテーブルトップシステムのプロトタイプを開発した。 ・一般のワークプレイスにおけるアウェアネス支援施策に関する調査を実施し、a)Web上での分散・非同期型モード、b)TV会議システムやデスクトップ共有ソフトを使用した拠点結合・同期型モード、およびc)同室モードを適時組み合わせながら進める「マルチモーダルなコラボレーション環境」を念頭にして、アウェアネスを包括的に支援するための、システム連携方法、物理空間・情報空間の重合方法について要件を整理した。
|
Research Products
(12 results)