2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17780008
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
土井 一行 Kyushu University, 大学院・農学研究所, 助教 (80315134)
|
Keywords | イネ / 芒 / マップベースクローニング / 遺伝子変異 / 多樣性 |
Research Abstract |
本研究は,野生イネに由来する芒遺伝子を単離し,その塩基配列多様性と表現型を関連づける解析(アソシエーション解析)を行うものである.本年度は,芒遺伝子An8の形質転換による証明、An8の塩基配列解析、An7の候補領域の絞り込みを計画したが、An8の形質転換による証明に注力した。 An8の候補ゲノム領域を有芒の系統であるDV85のBACクローンよりサブクローン化し、形質転換イネを作成した。受容系統には無芒のT65Ehd1を使用し、DV85由来のEcoRV断片、Kpnl断片、XhoI断片、およびネガティブコントロールとして日本晴由来のKpnI断片を導入した。特に、KpnI断片に関しては、候補領域を全てカバーしており、再分化個体は有芒となると期待されたが、全ての形質転換個体は無芒であった。この理由は不明であるが、今後、後代検定を行い、確認を行う予定である。
|