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2006 Fiscal Year Annual Research Report

キキョウ新規システインプロテアーゼ遺伝子-「花弁萎れ遺伝子」としての発現特性解析

Research Project

Project/Area Number 17780027
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

小杉 祐介  香川大学, 農学部, 助教授 (80325323)

Keywords遺伝子発現 / エチレン / 花弁 / キキョウ / システインプロテアーゼ / プロモーター / 花持ち性 / 老化
Research Abstract

キキョウシステインプロテアーゼ(CPase)遺伝子PgCP1のプロモーター領域に存在する応答配列(cis制御因子)およびそこから推定されるPgCP1の発現制御要因を検討した.
1.PgCP1遺伝子のプロモーター領域に含まれる応答配列の探索
ゲノムDNAを鋳型としたTAIL-PCR産物の塩基配列を決定した.3'末端側の配列はPgCP1 cDNAの5'末端側の配列と一致しており,PgCP1のプロモーター領域を含むと判断した.開始コドンの上流領域0.7kbの塩基配列を,植物のcis因子データベースで解析したところ,エチレン応答因子(ERE)様の配列が発見された.現在,さらに上流領域の解読も含め,他の制御因子を探索している.
2.PgCP1遺伝子の発現制御要因の検証
上記プロモーター領域の解析結果から,エチレンがPgCP1の発現誘導要因の1つである可能性が示唆された.そこで花の自然老化時のエチレン生成パターンを再検討したところ,雄蕊展開時の花で検出されることが判明した.しかしエチレン生成開始前の花弁でもPgCP1は発現していることから,エチレン以外の発現誘導要因も関与する可能性が示唆された.花弁のプロテアーゼ活性は自然老化時に次第に増加し,外生エチレン処理によっても増加した.現在,外生エチレンに対するPgCP1の応答性を解析している.
3.複数種のPgCP遺伝子が花弁老化に関与する可能性の検討
ノーザン分析ではPgCP1転写物およびサイズがわずかに異なる転写物のシグナルが,開花直後の花弁でより明確に検出された.そこでPgCP1 cDNAの単離に用いたプライマーセットを用い,開花時花弁の全RNAを鋳型に,低アニーリング温度条件でRT-PCRを行った.その結果約0.5kbの増幅断片が得られた.現在この増幅産物のクローニングを行い,PgCP1以外のCPase遺伝子cDNAを探索している.

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] キキョウ花弁より単離したシステインプロテアーゼ遺伝子(PgCP1) の花弁老化時における発現2007

    • Author(s)
      小杉祐介
    • Journal Title

      園芸学研究 6(別冊1)

      Pages: 520

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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