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2005 Fiscal Year Annual Research Report

キクの花成制御機構の解明-日長と温度の相互作用の視点から-

Research Project

Project/Area Number 17780030
Research Institution独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構

Principal Investigator

久松 完  独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構, 花き研究所生理遺伝部開花生理研究室, 主任研究官 (00355710)

Keywordsキク / 花成
Research Abstract

キクの花成誘導は主に日長(短日要求)により制御されている.しかしながら,日長以外に花成を制御する要因に温度ならびに植物ホルモンがある.そこで本課題では,キクの花成における日長と日長以外の要因との関連についての知見を収集することを目的として試験を行った。なお,栽培ギクは6倍体であり,遺伝子解析を進める上で困難が予想される。そこで,本年度は栽培ギクのモデル系としての2倍体野生種キクタニギクの利用の可能性について検討するとともに,本種より花成関連遺伝子の単離を試みた。
キクタニギクは栽培ギク同様の生態特性を示し,1)花成に短日要求を示すこと,2)夏の高温遭遇後,涼温,短日条件下で形態的にロゼットを形成し花成誘導が困難になること,3)いったんロゼットを形成した場合,花成誘導には短日誘導以前の低温遭遇が必要となること,4)低温が花成促進要因として作用するばかりでなく,抑制要因としても作用することが確認された。本結果は,キクタニギクは栽培ギクの花成制御機構解析のモデルとして利用できることを示し,今後の課題遂行に大いに活用できるものと期待される。また,キクタニギクより,花成に関わる鍵遺伝子と推察される7種類の花成関連遺伝子を単離した。現在,これら遺伝子を利用し形質転換用コンストラクトの作成を進めている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] キクのロゼット形成とジベレリン生合成の関連2005

    • Author(s)
      久松完, 腰岡政二, 西島隆明, L.N.Mander
    • Journal Title

      園芸学会雑誌 74巻(別2)

      Pages: 526

  • [Journal Article] エセフォン処理によるキクの開花抑制ならびにロゼット形成は品種および低温遭遇の有無によって異なる2005

    • Author(s)
      國武利浩, 住友克彦, 柴田道夫, 西島隆明, 久松完
    • Journal Title

      園芸学会雑誌 74巻(別2)

      Pages: 524

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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