• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

新規β-ヒドロキシアスパラギン酸変換酵素の探索

Research Project

Project/Area Number 17780054
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

和田 大  北海道大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (00301416)

Keywordsヒドロキシアスパラギン酸 / スクリーニング / 酵素
Research Abstract

【目的】3-ヒドロキシアスパラギン酸(HO-Asp)はアスパラギン酸の搆造アナログであり,2つの不斉炭素を持ち,4つの光学異性体を持つ.本研究では,光学分割にも有用であるD-threo-HO-Aspを特異的に変換する酵素を土壌中の好気性細菌から探索し,その諸性質の解明をすることを目的とした.
【方法】Saccharomyces cerevisiae由来のL-threo-HO-Asp特異的な酵素を大量発現させた大腸菌を用いた酵素的光学分割法により,DL-threo体混合物(ラセミ体)から光学活性なD-threo-HO-Aspを得た.得られたD-threo-HO-Aspを用いて,細菌の資化性によるスクリーニングを行った.資化性細菌を単離した後,分解能の高い株を絞り込んだ.これらについてHO-Aspからオキサロ酢酸への変換活性を測定した.また得られた高活性株の菌名同定を行った.
【結果および考察】直接分離法で218株,集積培養法で219株のD-threo-HO-Asp資化性菌を単離した.TLCによって,それぞれから高分解活性を示した3株,14株を選択した.それらの株について,酵素活性測定を行ったところ,17株中16株はD-threo-HO-Asp dehydratase 活性を持っていた.また,選択した株のうち15株はグラム陰性細菌Delftia属の菌であり,菌体レベルでの立体選択性は見られなかった.また,1株はグラム陰性細菌Pseudomonas属の菌であり,D-threo-HO-Aspと比べてL-threo-HO-Aspに高い活性を示した.

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi