2006 Fiscal Year Annual Research Report
プロバイオティクス乳酸菌を利用した新規の抗肥満食品の開発
Project/Area Number |
17780203
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Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
本 三保子 和洋女子大学, 家政学部, 講師 (30322613)
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Keywords | プロバイオティクス / 乳酸菌 / 抗肥満作用 / 脂肪吸収低下 |
Research Abstract |
【目的】 近年の食生活の欧米化に伴い、わが国では生活習慣病の増加が問題になっている。中でも肥満は高血圧、糖尿病、高脂血症と並んで死の四重奏と言われており、心疾患などの発症リスクが高まることが知られている。従って、肥満の予防および進行の阻止は重要な課題であり、効果的に阻止できる抗肥満食品の開発が望まれている。平成17年度はプロバイオティクス乳酸菌の自然発症肥満マウスに対する抗肥満作用を明らかにした。そこで、平成18年度はプロバイオティクス乳酸菌の摂取により高脂肪食誘導肥満マウスの肥満が軽減される可能性を検討した。 【結果】 1.プロバイオティクス乳酸菌の高脂肪食誘導肥満マウスに対する摂取効果の検討 正常マウスに高脂肪食(ラード30%含有)とプロバイオティクス乳酸菌の一つであるLactobacillus rhamnosus GG凍結乾燥菌体(2%混餌)を11週間摂取させた結果、体重の増加が抑制されるとともに、肝臓脂質蓄積および血清脂質濃度の上昇が抑制された。従って、Lactobacillus rhamnosus GG摂取の摂取は肥満の予防に有効である可能性が示唆された。 2.プロバイオティクス乳酸菌の正常ラットに対する 正常ラット(Wistar)にLactobacillus rhamnosus GG凍結乾燥菌体とコーン油を同時に投与した結果、食後の血清中性脂肪濃度の上昇が有意に抑制された。従って、Lactobacillus rhamnosus GG摂取は脂肪の吸収低下に有効である可能性が示唆された。
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Research Products
(1 results)