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2006 Fiscal Year Annual Research Report

血管内皮スカベンジャー受容体CL-P1の血管の恒常性維持についての役割の検討

Research Project

Project/Area Number 17790178
Research InstitutionAsahikawa Medical College

Principal Investigator

大谷 克城  旭川医科大学, 医学部, 助手 (90396367)

Keywordsコレクチン / スカベンジャー受容体 / レクチン / 血管内皮細胞
Research Abstract

1.ゼブラフィッシュを動物モデルとしたCL-P1の機能解析
昨年度の研究成果でCL-P1が血管形成において重要な役割を担っていることを報告したが、このメカニズムを明らかにするために、血管内皮増殖因子VEGFおよびその受容体の動態について検討を行った。CL-P1のアンチセンスオリゴによりCL-P1の遺伝子発現を抑制したところ、VEGFの発現は抑制され、その受容体であるKDRの発現は亢進したことから、シグナル伝達系としてCL-Plの下流にVEGFがあるかあるいは、CL-P1の上流にあるがCL-P1のフィードバックを受ける可能性が考えられた。さらに、CL-P1の遺伝子発現を抑制するとともにVEGF mRNAを添加してその表現型の回復を試みたが、若干の回復のみであることから、CL-P1はVEGF以外の系により血管形成に働く可能性が示唆された。これらの検討から、 CL-P1は血管内皮増殖因子VEGFとその受容体と密接に関連しあうことを明らかにし、他の関連する因子の存在も示唆した。
2.CL-P1の内在性リガンドを検索するための予備的検討
CL-P1の細胞外領城の組換えタンパク質を作成し、この組換えタンパク質が内在性リガンド検索に用いることができる活性を有しているか評価した。CL-P1の細胞外領域のN末端側にFLAGタグが結合した分泌型の組換えタンパク質を哺乳類細胞で遺伝子発現し、それを精製したものをイムノプレートに固相し、リガンドとの結合をELISA法により検出した。GalactoseやGalNAcとのカルシウム依存的な結合や酸性糖との電荷による結合、さらに、酸化LDLとの結合も検出することができた。この結果から、この組換えタンパク質を用いることにより、リガンド検索ができ、さらに血液中のリガンドなどを明らかにすることができ、生体における機能を明らかにできると考えている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Anti-influenza A virus activities of mannan-binding lectins and bovine conglutinin.2007

    • Author(s)
      Takao Kawai
    • Journal Title

      J Vet Med Sci. 69・2

      Pages: 221-224

  • [Journal Article] Identification and characterization of a novel human collectin CL-K1.2006

    • Author(s)
      Hiroyuki Keshi
    • Journal Title

      Microbiol Immunol. 50・12

      Pages: 1001-1013

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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