2005 Fiscal Year Annual Research Report
卒前卒後の経時的視点による、研修医の基本的臨床能力の評価法に関する研究
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17790342
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
安井 浩樹 三重大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (20362353)
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Keywords | 卒後臨床研修 / 臨床能力 / 評価法 / グループインタビュー / 地域医療 |
Research Abstract |
1.(背景と目的)平成16年度からの新臨床研修制度導入の背景として、社会からの医療現場に対する、医療者の資質向上や、安全で安心な医療に対するニーズの高まりがある。しかしながら医療者の資質の評価については、明確な評価法はなく、特に情意領域の評価は困難とされている。そこで、新臨床研修制度導入前後での、卒前の成績(主に知識レベル)と臨床能力との関係、メディカルプロフェッショナリズムに関する意識の変化についてグループインタビュー(主に情意レベル)を用いて、卒前、卒後の変化について検討する。 2.(実績1)対象学生データーベースの作成 平成15、16,17年度の三重大学医学部の卒業生約300名を対象としたデータベースを作成した。内容は、氏名等の属性の他、卒業試験の各科成績である。今後研修の修了をむかえ、臨床研修の評価を追加する。尚、個人情報保護の観点から、本データベースは、物理的、電子的セキュリティーのかかった、パソコンで作成した。今後年次毎に解析をすすめる。 3.(実績2)グループインタビューの実施 三重大学5年生(平成18年度卒業予定)を対象としたグループインタビューを実施した。特に医師として情意領域に対する意識の変化について、平成16年卒業生との年次による変化を検討した。(第38回医学教育学会総会で発表予定) 4.(実績3)卒後臨床研修制度と大学教育との関係について 卒前教育と卒後教育の変化が地域医療や大学医局制度に与える影響についても検討した。
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