2005 Fiscal Year Annual Research Report
マウスにおける高炭水化物食の肥満および代謝症候群に及ぼす影響
Project/Area Number |
17790367
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
山崎 雅之 島根大学, 医学部, 助手 (60379683)
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Keywords | 炭水化物 / 肥満 / メタボリックシンドローム / 糖尿病 / de novo lipogenesis / 脂肪細胞 |
Research Abstract |
近年、日本では、肥満、メタボリックシンドローム、2型糖尿病が増加しており、動脈硬化性疾患の急増が危惧されている。我々は、これら日本人の肥満関連疾患の増加の原因として、高炭水化物食が影響を及ぼしている可能性を示唆してきた。そこで、マウスを用い、高炭水化物食が肥満、メタボリックシンドロームに及ぼす影響の解明を目的とした。 8週齢のICRマウスのオスに高炭水化物食と対照食を2週間、4週間投与した。体重に関して、投与14日目(2週間)までは、高炭水化物食投与群は対照食投与群に対して有意な体重の増加は認められなかったが、投与16日目以降では、有意な体重の増加を示した。最終的に投与4週間では、対照食群に対して、高炭水化物食投与群は、12%体重が多かった。副睾丸白色脂肪組織重量では、2週間投与後では有意な差はなかったが、4週間投与後では、高炭水化物食投与群で有意な増加が認められた。肝臓重量では、2週間、4週間投与後ともに有意な差はなかった。血液生化学試験では、2週間投与後では有意な差はなかったが、4週間投与後では対照食投与群に対して、高炭水化物食投与群では中性脂肪、遊離脂肪酸、総コレステロールで有意な高値が認められた。また、HDLコレステロールでは、2週間、4週間投与後ともに、有意な低値が認められた。血糖値に関しては、2週間、4週間投与後ともに有意差はなかった。肝臓の中性脂肪含量では、有意差は認められなかったものの、4週間投与後で、対照食投与群に対して、高炭水化物食投与群で、総含量、相対含量ともに明らかな高値が確認された。グリコーゲン含量では、2週間、4週間投与後ともに有意な差はなかった。
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Research Products
(4 results)