2007 Fiscal Year Annual Research Report
女子大学生のヒスチジン摂取量と体脂肪蓄積抑制作用に関する研究
Project/Area Number |
17790397
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Research Institution | Bunkyo University Women's College |
Principal Investigator |
小川 眞紀子 Bunkyo University Women's College, 講師 (30331458)
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Keywords | ヒスチジン / 摂食抑制 / 体脂肪蓄積抑制 / 肥満防止 |
Research Abstract |
過食を防ぎ体脂肪の増加を抑えることは、主に生活習慣病の一因となる肥満の予防と治療に重要である。近年、カツオやマグロ等の赤身魚や多獲性赤身魚のタンパク質に多く含まれるヒスチジンの抗肥満作用が注目されている。その理由として、ヒスチジンの誘導体であるヒスタミンが視床下部においてヒスタミンニューロンを刺激して摂食量を抑制することがあげられる。神経ヒスタミンの生理機能については摂食量の抑制、エネルギー消費の亢進に加え、体脂肪分解作用を介して肥満発症に抑制的に働くことが報告されている。 本研究は、神奈川県の女子大学生を対象として、ヒスチジン摂取におよる体脂肪減少効果について肥満の指標となる体脂肪率、体脂肪量、およびBMIと体重当たりタンパク質摂取量当たりのヒスチジン摂取量との相関を確認する。身体状況調査より、肥満の指標となる体脂肪率、体脂肪量、およびBMIを測定する。食事調査の集計は、対象者から得た1食の料理、食材料等の概算から重量換算を行い、対象者1日当たりのエネルギー摂取量、タンパク質摂取量、ヒスチジン摂取量および体重当たりタンパク質摂取量当たりのヒスチジン摂取量との相関を確認する。また、日常の食事の中で摂取可能なヒスチジン供給源についても検討を行うものとした。 その結果、これまでの結果と同様にエネルギー摂取量とタンパク質摂取量当たりのヒスチジン摂取量との間に負の相関関係が認められた。また、食品群別ヒスチジン供給源については、魚介類の摂取が多いほどヒスチジン摂取量、タンパク質摂取量当たり野ヒスチジン摂取量が多くなることが確認された。
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