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2005 Fiscal Year Annual Research Report

肺癌の浸潤、血管新生におけるRh0/ROCK系の果たす役割の検討

Research Project

Project/Area Number 17790534
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

原田 大志  九州大学, 医学研究院, 助手 (10380619)

Keywords癌の浸潤 / 癌の転移 / Rho-ROCK / 血管新生
Research Abstract

1 肺癌の血管新生について:九州大学病院にて1989年から1993年までの間に手術を行なった66例の非小細胞肺癌症例について検討を行った。46例が男性、20例が女性。年齢の中央値は68歳(35-86歳)。肺癌の病期はI期33例、II期12例、III期15例、IV期6例であった。これらの検体についてMicro Vessel Density(MVD)とVEGFの発現に関してまず検討を免疫染色にて行なった。VEGFの発現とMVDは相関を示した。またVEGFの発現と予後との相関も認められた。現在これらに加えてRho/ROCK系の発現を免疫染色にて検討中であり、Rho/ROCK系と血管新生、VEGFとの関連が明らかになると考えられる。
2 細胞株におけるRho/ROCK系の発現:肺癌由来の細胞株にてROCK1/ROCK2の発現をウェスタンブロッティングにて検討した。今回検討した細胞株にてROCK系は一定量以上発現していることが確認された。またROCKの発現量と細胞の遊走能にはある程度の相関が認められた。
3 ROCK系をノックダウンするsiRNAの作成:ROCKをノックダウンするsiRNAを作成した。細胞株へ遺伝子導入することにより50-80%の発現抑制が認められた。これらのsiRNAを用いて細胞の遊走能を検討したが、ROCRの発現を低下させると細胞の遊走能が低下することが確認された。また現在siRNA発現プラスミドベクターを作成中である。これらを用いてin vivoの実験を行なう予定である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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