2005 Fiscal Year Annual Research Report
可溶型ADAM8がアレルギー性気道炎症を抑制する機序の解明
Project/Area Number |
17790535
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
松野 治 大分大学, 医学部, 助手 (70372795)
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Keywords | ADAM8 / CD156a / CD23 / VCAM-1 / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
近年ポジショナルクローニングの手法を用いて、喘息感受性遺伝子としてADAM(a disintegrin and a metalloprotease)33が同定され、特に気道過敏性との関連が指摘されている。ADAMファミリー蛋白は現在30種類以上同定され、接着、細胞融合、蛋白分解に関与している。 ADAM8(CD156a)はその中の一つで、気道炎症を担うマクロファージ、好中球、好酸球に存存する。ADAM8の機能として膜型CD23(低親和性IgEレセプター)を切断し、好酸球の細胞接着等に関与していることが知られている。アレルギー性疾患にADAM8の関与が示唆されているが、現在喘息との関与は明らかになっていない。今回遊離型ADAM8を分泌するトランスジェニックマウス(ATMS2)を用いて、アレルギー性気道炎症におけるADAM8役割を明らかにする。 ATMS2ではOVA誘発アレルギー性気道炎症が著明に抑制されていた。末梢血ではIL-5とeotaxinがATMS2では有意に低値であった。BALF中ではIL-4,IL-5は両者で明かな差はなかったが、eotaxinはATMSで有意に高かった。
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Research Products
(2 results)