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2006 Fiscal Year Annual Research Report

脳梗塞の発症・進展に関わるメタボリック症候群分子メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 17790591
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

下 由美  順天堂大学, 医学部, 助手 (80384080)

Keywords脳 / 神経
Research Abstract

近年,動脈硬化の複数の危険因子が集結した状態であるメタボリック症候群が注目を集めており,一般社会においても広く知れ渡っている.我々はメタボリヅク症候群の発症に重要な標的分子であるアディポネクチンに着目し,アディポネクチンと虚血性脳血管障害との関連を遺伝子多型の観点から検討を行った.脳梗塞を3つのタイプに分類して検討を行った.アディポネクチンT94G多型をPCR-RFLP法にて解析したところ,アテローム血栓性脳梗塞(ATDとコントロール群(Cont)においては有意差を認めなかったものの,ラクナ梗塞群(LI)ではalleleで,心原性脳塞栓症(CE)では,genotypeおよびalleleともに有意差を認めた.(ATI : T/T 35名(54.7%),T/G 21名(32.8%),G/G 8名(12.5%),LI : T/T 45名(58.4%),T/G 26名(33.8%),G/G 6名(7.8%),CE : T/T 21名(63.6%),T/G 12名(36.4%),G/G 0名(O%),Cont : T/T 31名(43.1%),T/G 27名(37.5%),G/G 14名(19.4%))今回の検討ではアディポネクチンの血中濃度を測定していないためアディポネクチン血中濃度と遺伝子多型との関連性において検討できなかった.今後はアディポネクチン血中濃度,BMI等も含めて症例数を増やし,検討が必要である.

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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