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2005 Fiscal Year Annual Research Report

グルタミン酸輸送体異常とリン酸化タウの相互作用の解析

Research Project

Project/Area Number 17790592
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

志村 秀樹  順天堂大学, 医学部, 助手 (50286746)

Keywordsグルタミン輸送体 / リン酸化タウ / アルツハイマー病 / タウオパチー / 神経原線維変化
Research Abstract

過剰リン酸化タウに結合する蛋白質としてexcitatory amino acid transporter 2(EEAT2)を同定し、タウオパチーにおけるリン酸化タウとの相互作用を解析した。
{方法・結果}PHFタウカラムを用いて健常人剖検脳抽出液よりPHF tauに結合する蛋白質を精製・分離し、質量分析器にてグルタミン輸送体EEAT2を同定した。EAAT2はアルツハイマー病脳の神経原線維変化、進行性核上性麻痺脳glial fibrillary tangles、神経原線維変化にリン酸化タウとともに局在していた。アルツハイマー病脳サルコシル不溶性分画(PHF分画)には全長EAAT2とともにN末端EAAT2が認められた。一方健常人脳のサルコシル不溶性分画にはEAAT2は認められなかった。AD脳、PSP脳を用いた抗タウ抗体による免疫沈降では全長、N末端EAAT2はリン酸化タウと共沈降した。抗EAAT2抗体による免疫沈降ではリン酸化タウが共沈降した。一方健常人脳では共沈降されなかった。アルツハイマー病、進行性核上性麻痺のタウオパチーにおいて、特異的にEEAT2はリン酸化タウに結合することを明らかにした。
{結論}平成17年度においてEAAT2はAD、PSPリン酸化タウと特異的に結合しタウ凝集体・神経原線維変化の構成成分の一つであることを明らかにした。平成18年度はEAAT2はtauopathyにおける凝集体形成・細胞変性に関与していることを明らかにしていく予定である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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