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2005 Fiscal Year Annual Research Report

心血管組織でのDAX-1およびCOUP-TFによるステロイドホルモン制御

Research Project

Project/Area Number 17790624
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

稲葉 聡  福井大学, 医学部附属病院, 助手 (50334818)

Keywordsアルドステロン受容体 / コファクター / ステロイドホルモン / 血管障害
Research Abstract

副腎皮質において糖質ステロイドの合成を抑制していると考えられているDAX-1およびCOUP-TFは同様にアルドステロンの生合成にも関与することが想定されている。まず、ヒト副腎においてアルドステロン合成促進作用をもつACTHやアンジオテンシンIIがDAX-1やCOUP-TFなどのコ・リプレッサーに対してどのように関与しているかを評価するため、ヒト副腎皮質培養系細胞であるH295RにACTHやアンジオテンシンIIを作用させ、11β-HSDなどの副腎皮質ステロイド産生に関わる酵素発現量とともにDAX-1およびCOUP-TFの発現量変化をmRNAおよび発現蛋白量を測定した。データは現在解析中であるが、この解析によって副腎皮質内でのアルドステロンをはじめとする鉱質コルチコイド産生に対してDAX-1およびCOUP-TFの関与が明らかになると期待される。さらに血管局所でのDAX-1やCOUP-TFによる鉱質・糖質コルチコイドの調節が、その障害機転に関与しているかどうかを、現在ヒト血管内皮細胞およびヒト血管平滑筋細胞において同様の実験系を用いて検討中であるが、血管組織ではステロイド合成酵素発現が乏しく、解析可能なデータは得られていない。また、副腎皮質でステロイドホルモン合成の初期段階を調節するStAR蛋白の発現がDAX-1やCOUP-TFなどのコ・リプレッサーによって抑制されているとされるが、ヒト血管内皮細胞およびヒト血管平滑筋細胞においてもこのような抑制機構が存在するかについても現在データを収集し検討中である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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