2005 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト皮膚器官培養系を用いたカルシウムポンプ病の実験モデル作成と遺伝子発現解析
Project/Area Number |
17790785
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
黛 暢恭 順天堂大学, 医学部, 講師 (80333045)
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Keywords | ダリエ病 / ヘイリーヘイリー病 / RNAi / antisense oligonucleotide / 皮膚器官培養 |
Research Abstract |
現在、ダリエ病遺伝子とヘイリーヘイリー病遺伝子のmRNAの発現を抑制する働きがあると考えられるantisense oligonucleotideやRNAiを用いて培養ヒト角化細胞での両疾患遺伝子mRNAの発現量を検討している。候補が数個に絞られてきており引き続き有効なノックダウンサイトを検討する予定である。同時に両遺伝子mRNAを抑制した場合に変動が見られると思われる他のカルシウムポンプのmRNA発現量についても検討している。また、ダリエ病遺伝子に対するantisense oligonucleotideを添加することにより、皮膚器官培養でのダリエ病類似の病理像が得られたため、蛋白レベルでの発現動態につき検討をしている。 上記の研究が進んだ場合、ダリエ病遺伝子ヘミノックアウト・マウスに対して使用し、皮膚の変化を観察していく予定である。同マウスは皮膚等の発癌が見られるのみで皮疹の再現性は得られていない。そこで更なる発現抑制にてダリエ病類似の皮膚表現型が得られるかを観察していくよていである。
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