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2005 Fiscal Year Annual Research Report

統合失調症におけるD-セリン血清濃度を制御している分子基盤の解明

Research Project

Project/Area Number 17790827
Research InstitutionThe Institute of Physical and Chemical Research

Principal Investigator

岩山 佳美  独立行政法人理化学研究所, 分子精神科学研究チーム, リサーチアソシエイト (60399441)

Keywords統合失調症 / D-セリン / NMDA仮説 / セリンラセマーゼ / D-アミノ酸オキシダーゼ / 関連解析 / 選択的スプライシング
Research Abstract

平成17年度は、L-セリンからD-セリンを合成する酵素をコードしているセリンラセマーゼを解析の対象とし、まず5'-RACE (Rapid Amplification of cDNA Ends)法を用いて転写開始点およびプロモーター領域の確定を行った。興味深いことに、この遺伝子は脳では転写開始点の違いにより少なくとも4種類のmRNAアイソフォームが存在することが判明した。次に、すべてのアイソフォームをカバーするゲノム領域の変異検索、SNP (single nucleotide polymorphism)データベース検索から、4つのSNPを同定した。これらのうち2つは多型性が低かったので、その後の解析からはずした。残り2つのSNPを用いて統合失調症との関連を独立した3つのサンプルパネル(1つは家系サンプル、残り2つはケースコントロールサンプル)で検討した。結果は、統合失調症への関連を認めなかった。さらに、セリンラセマーゼのSNPと血清中D-セリンの濃度との関連を調べたが、これも相関を認めなかった。第2の候補遺伝子として、D-セリンを分解する酵素であるD-アミノ酸オキシダーゼを取り上げ、上記と同じように統合失調症に対する関連および血清中D-セリンの濃度との相関を調べたが、結果はネガティブであった。ただ、今回血清中D-セリンの濃度を統合失調症と正常対照群で比較したところ、Hashimotoらが2003年に報告したように、統合失調症でD-セリン濃度の低下、全セリン中のD-セリンの割合の低下を再現した。以上の結果から、統合失調症におけるD-セリン代謝の障害は確かに存在するが、責任遺伝子はさらに他のものを検索していく必要があると思われた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Extended analyses support the association of a functional (GT)n polymorphism in the GRIN2A promoter with Japanese schizophrenia2005

    • Author(s)
      Iwayama-Shigeno Y et al.
    • Journal Title

      Neuroscience Letters 378

      Pages: 102-105

  • [Journal Article] Identification of multiple serine racemase (SRR) mRNA isoforms and genetic analyses of SRR and DAO in schizophrenia and D-serine levels2005

    • Author(s)
      Yamada K, et al.
    • Journal Title

      Biological Psychiatry 57

      Pages: 1493-1503

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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